スリップウェアの世界へようこそ

スリップウェアとは泥状の粘土(SLIP)を使って器の上に模様を描いた陶器のことを言います。

 

明治のころ日本の民藝運動を支えた陶芸家が、本国イギリスでは廃れていたこの技法を見つけ、友人であった

イギリス人のバーナード・リーチと共にイギリスに渡り窯を開き試行錯誤して、この技法をよみがえらせました。


半乾きの生地に化粧土をかけたものの上に様々な色のクリーム状の泥漿で模様を描き、この模様を引っかいたり揺らしたりして独特の表情を作ることで、どこか日本の和にも合う

器が出来上がります。

 

『器と雑貨のお店屋so many!』の取り扱うスリップウェアは、陶器の日本一の産地である岐阜県土岐市駄知町にある窯元さんの作品です。


古くから続く美濃焼の伝統をもとに熟練の技を持つ職人の作るスリップウェアは、たしかな技術に裏付けられた魂の陶器です。

 

ともすれば大量生産の陶器と思われがちな美濃焼ですが、ここには確かな技術を持った職人さんがたくさんいます。


特別なものを作るのではなく、日常の中に溶け込む作りこまれた日常の器は、その佇まいだけで、付け焼刃ではない落ち着きと穏やかさ、力強さを備えています。


力のある物は何もしなくても光を放つ・・・。
その光に魅せられた私たちの選んだ一つ一つを是非身近においてください。